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山形県

2015年8月13日 (木)

出羽三山  小田原の人

道端にぽっと山百合が咲いている。たった一本でもその白さが目立つ。
車窓の良いアクセントだ。
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全て順調で早めに福島駅に着いた。Img_1736
東京と同じくらいの厳しい暑さだった。
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一時間後の最集合となる。
私はコンビニで好物の柏屋の薄皮まんじゅうを買う。
.Img_2328

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ガイドがこの間に夕飯を摂って下さいと言ったが、余り体を動かしていないし、連日のお弁当で胃が重い。コーヒーも飲みたくない。土産物はもう何も欲しくない。
でも涼しい所に行きたい。。。そこで駅前のイーオンに入る。Img_2256
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海外だったら、面白い物が置いてあったりして見るだけでも楽しいが、ここは何の変哲もないスーパーだった。これも物流の発達のお蔭だ。
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暑さでぐったりしたサラリーマン達ががおかずコーナーにやって来る。単身赴任だろうか、30代後半のがっちりした男が<ひじき>のパックと<鳥の唐揚げ>を取りあげた。
Img_2039
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どんなにイケ面でも、強面でも、スーパーのおかずを手にした男性は隙だらけに見える。
部下にエラそうな事を言う男が、今晩自分が何を食べるかを真剣に考えて迷っている図は、会社人間から見たら可笑しい表情だろう。
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新幹線の連結が遅れて珍しく5分ほど遅れた。Img_2361
向こうのホームを鼻の青い新幹線が通る。青と金色。
あれはナアニ??
”北陸新幹線です!”
まあ、カッコいいわねぇ。。。
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Img_2296

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2名参加のご婦人と隣り合わせる。
後ろは60代後半の5人組のうちの3名。リーダー格が真ん中に座った。ずっと大きな声で話していたので聞くとはなしに耳に入ってきた。
それは添乗員が配ってくれた”新幹線の改札を出てから次の改札までの切符”についてだった。ひとりがこれがどういうことなのか分からないという。
リーダーは延々と説明をするが、どうも納得させられない。

”アータ、新幹線に乗ったことがあるでしょ?”Img_2315
 - ないわ。。

此の答えにリーダーは絶句した。当人は小田原にお住まいのようだ。
 - ないわよ。 トウキョウに出て来る用事なんて無いもの。。

ここで又、私も含めて全員が絶句。

Img_2340
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その女性は70歳近くまで小田原に住んでいて、新幹線に乗ったことがないのだ。
世の中には乗車していない人も居るだろうけれど、沿線に住んで東海道新幹線も乗ったことがないのか。。
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此処でふと思った。
”母はどうだったっけ。。父はどうだったっけ?”
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そうよ。。。Img_2341
観劇で上京したり、仙台の親戚を尋ねたり、私を大阪に尋ねてきたり、はたまた<お遍路>に数回出かけたりして、彼等はシンカンセンを何度も体験している。。。
両親はこと新幹線に関しては思い残す事は無かった筈だ。
私は何となくホッとした。
Img_1969
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宇都宮を過ぎた頃に右手で声があがった。
其処には白い花火がひとつ闇に浮かんでいた。
そして下りの新幹線が我々の視界を数秒遮り、次に白い小さな花火が2個あがった。

あれは”なに町”の花火なんだろうか。。

エンジェル

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2015年8月12日 (水)

出羽三山 月山

バスに戻ってお弁当を手渡された。Img_1977
食べていた人をちらりと見た時に丸パンが2個?
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パンだと思ったのは<みそおにぎり>だった。
昨晩のもそうだったが、こちらのおにぎりは丸くてころんころんしている。ぎっしり握った感じだ。この味噌おにぎりはコンビニにも並んでいた。
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Img_1990.
表面は焼いているわけでも無いのに硬い。
味噌を塗る前に一度乾燥して置くのだろうか。。
付け合せのきゅうり、にんじん、しょうがなどのみじん切りのお新香が美味だった。
.Img_2009

月山8合目の1900メートルまで一気にバスで上る。細い道はドライバーの腕の見せ所だ。
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Img_2002

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東北は涼しいと勝手に思っていたが、当日の山形市の予想最高気温は34度。東京の猛暑と然程変わらない。
それでも月山の弥陀ヶ原は曇り空。雲が厚くなってきたので念の為にジャンパーを羽織る。
レインコートまでは要らないだろう。

Img_2020
湿度があるので<快適な気候>と言う訳でも無かった。

Img_2033

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緩やかな丘を登る。木道を行く人の後を付いて行く。
突然60代後半の仲間が、”女房は何処へ行った!?”と凄い勢いで駆けて行った。小柄な奥さんがこの大男よりも先に行くとは考えられない。。。
”見てませんヨー。。”
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彼が奥さんを探す心理は何だったのだろうか。
自分が置いて行かれたと言う焦り。奥さんをエスコートしたい、怪我でもされたら困る、守ってあげたい。
それとも、単に自分が一人ぼっちになってしまった寂しさだろうか。
こんなに大勢が周りを歩いていると言うのに。。

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これが夫婦愛、XXX縁なのだろうか。。。Img_2045
(高度も有るんだし、慌てて行って貴方が滑って転んだら元も子も有りませんヨ。。。奥さんは貴方の様に必死に”連れ合い”を探しているとも思えませんヨ。。。)
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Img_2048

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木道は右側通行の様だが、巡礼装束の女性が行く手からやってくる。
何か声を掛けられたので私は左へ移り、彼女を越えてから右側へ戻った。そうしたら、数メートル先から両脇を抱えられた青ざめたおばあさんがやってきた。まるで夢遊病者の様に正体無さげな様子だった。

先程の女性は先達だったのだ。
どうされたんだろうか。。転んでしまったのかしら。。Img_2057

大きなカラスを見つけた。
<八咫烏>の話を聞いていたので、それまでが神聖な物の様に思えた。両翼を拡げたら驚くほど大きかった。カラスってこんなにでかいんだっけ。
なぜか恐竜時代の翼竜を想像する。
標高1900メートルを飛ぶカラス。。
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Img_2115

霧が視界を隠し、風も出て来た。
弥陀ヶ原。
冥土へ迷い込んだ感有り。
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いつの間にか人の姿が見えなくなった。一本道だから迷う事も無いのだけれど、<心細さ>が胸にさっとやって来た。今までこんな感覚に陥ったことが無かったので、私は駆けだしたくなる思いだった。
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弥陀ヶ原のお花は殆ど終わっていた。Img_2075
広い所に一人で居ると、<時間>の感覚がなくなる。おまけに霧が湧いて来たら、もうこの世では無いような気さえした。
一瞬タイムマシーンにさらわれて別世界へ来てしまったのではないかと錯覚する。高台の原っぱは終わりが見えない。中空に浮かんだ島のようだ。不安感に襲われる。
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以前、関西空港へ夜ドライブに行った。
黄色い光に照らされた橋はそこが<舞台>のように止まって見えた。対向車も無く、向こう側が見えない。橋を渡りながら、思わず、”これって地獄へ続く橋のようだわ。。。”
先が見えないって不安を増す。人生っていつも先が見えない。
.Img_2141

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空想や妄想でエラク長い時間に思われたが、20分程で本宮に着く。
此処で参拝をしてそのまま引き返すのだろうと思っていたら、グループの女性が神主に尋ねていた。
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月山頂上まではどのくらいか?
 - 3時間です。
.
ですから往復ではどのくらい?
 - 6時間です。
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(オナカマさん ! 我々の自由行動は1時間デスヨ。。。)
男性が小さな木の鳥居を潜って行ったので、(時間内に)行けるところまでで戻るんですよね?と尋ねたら、”いや、真っ直ぐ行って十字路を右へ行けば駐車場へ戻れるんですよ。”Img_2053
あっ、そうなんだ。。
私は彼の後を付いて行く事にした。


そして十字路のはるか手前で彼等から離れてしまった。
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迷ったか。。否、一本道だ。迷う筈がない。。
でも、誰も居ない。。間違って居たらどうしよう。。帰れなくなる。。集合時間に遅れてはいけない。。。
いや、そんな筈はない。私は聞いた通りに来ているのだ。交差する迷う道など無かった。。
全てが夢幻だったらドウシヨッ!
.Img_2085.

これを<葛藤>と言うのだろうか。<自問自答>か。<愚問愚答>。
とに角、私の自信の無さの具体化だ。
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早足で歩いた。霧の奥に黄緑色のウインドブレーカーが見えた。
地獄に仏!の気分だった。
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駐車場が見えてきた。木道入り口の地図をこの時に初めて見た。
私は足元に気をとられ、人の背中に付いて行ったので見逃していた。
そっか。弥陀ヶ原をぐるっと回ったんだわ。Img_2180
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Img_2165
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”スイマセン!”と男の声がして振り返れば、往きにすれ違ったおばあさんがあの時と同じ無表情で若者に抱えられていた。
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全ての参拝を終えて、山をくねくねと下りる。
夏の暑い緑の中に額紫陽花の<水色>がはっとするほど可憐だった。

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2015年8月11日 (火)

出羽三山 羽黒山 三神合祭殿

三神合祭殿。此処へ参拝すれば出羽三山を全て参拝したことになるそうだ。Img_1803
成程。
神殿には其々を象徴する三つの額が掲げられている。
.Img_1827

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茅葺の屋根が美しい。先ず正面に鐘撞き堂。
鏡が出土したと言う鏡池の正面に正殿があり、本殿一杯に若者達がお祓いを受けている。

私は暫く その様子を見ていた。Img_1840

若者が参拝する景色は何となく安心する。この国が<安泰>である事を表わすような気がする。老齢の参拝者は<準備>の様に思える。あちらへ行く前に身を清め、家族の末永い平安を願うものだ。
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全員が首に白い紐を編んだものを掛けている。その結び目が背中にくる。それが何か分からなかったので友人に問い合わせる。
御袈裟の様な物ですかねえ。。。
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Img_1859

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友人曰く、”一社一有(いっしゃいちゆう) という言葉がある通り、地域や神社によって慣わしが異なるそうで、それは多分お注連(しめ)さんというものではないかしら。”
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ふと気が付けばツアー仲間たちがいない。Img_1896

我々は一気にバスで本殿迄やって来たので、本来の参道の石段まで様子を見に行く。この日山形市は34度Cで山の上も暑かった。子供はどうという事も無かったが、大人は汗だくで少しかない木陰や灯篭の陰で涼んでいた。
階段を見下ろす。結構な傾斜がある。
Img_1914

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前夜のライトアップの五重の塔を、昼は昼で参拝できるものと思って居たが、それは予定には入っていない。もしそこから1合目まで下りて行っても、今度は時間内に戻って来れない。。。



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そこで東照社が御開帳だと言う話を思い出したので行ってみる。Img_1917
これは別料金で代金はツア―代に含まれていると言っていた。でも、私は一人だし、入場券も配ってなかったし、どうやって入れるのかしら。。。

案の上、入り口で神職者が ”えっ?何処のグループ?”とすんなりとは入れて呉れなかった。
(私が嘘をついているようにミエルカ。。。)
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Img_1930
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ツアーバッジはリュックに付けてしまったので持っていない。
そこで、 XX ツーリズムです。28名のグループです。添乗員はXXXXです。
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たまたま同会社の添乗員が、”28名はさっき中に入りましたよ!”
そこでやっと入館が許可された。
.Img_1955
それから自由時間になったが、中途半端な時間しか残っていなかった。
本殿の後に東照社を参拝するとガイドが言っていたらしいのだが、最後に附いて行った私はそれを聞いていなかった。
参拝順序を変えてくれたら、自由時間に五重塔まで行けたのに。。

Img_1963


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東照社の前で記念写真を撮っていた。神職者もご一緒に!と皆が誘ったら、
”じゃあ、ほら貝を。。”と、わざわざ取りに行った。
面白い人じゃん。。

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2015年8月10日 (月)

出羽三山 鶴岡市 ホテル

ホテルは鶴岡駅の真ん前にあった。Img_1371
朝食会場でゆっくり頂く。
きゅうりに海藻を混ぜたものだろうか、とてもさっぱりして美味しい。

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Img_1646


すぐ隣に平屋の大きな建物群が見えた。何だろう。。蔵?
この日も朝から暑かったが時間の余裕があるので見に行く。Img_1649

Img_1656

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それはJAの倉庫。敷地に入れないので現在も使用されているのかわからないが、ガラス戸は懐かしい昭和の家を思い出させた。
Img_1666屋根瓦の雪止めが美しい。
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Img_1691
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新聞社のドアに<鶴岡東高 甲子園出場おめでとう!>の張り紙がでていた。
ほんの30分の散歩だったが、ホテルに戻ったら、ここにも<甲子園出場おめでとう!>が貼られていた。
ホント、この暑い中よくぞ頑張った。
おめでとう!!
Img_1675
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以前、東京本社に中途入社の無愛想な課長がいた。彼から見れば私が胡散臭かったのだろう。
彼が甲子園球児だと聞いていたので、帰国の際の挨拶でその話をした。

”ねえ、イトウさんは<甲子園球児>なんですって ?”

Img_1708

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彼は一瞬のうちに相好を崩し、私を見る目がぱっと輝いた。彼の人生で一番大切な実績であり、誇りなのだ。
鶴岡東高の生徒さんにも一生の記念となるでしょう。


一人参加のおじさまは朝食後に鶴岡城址迄散歩に行った。往復で1時間掛かったそうだ。

Img_1700
羽黒山に向かう際にこの前を通過した。ホテルからは結構な距離があった。
そうだ。ここは桜で有名だ。。
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Img_1751


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次の停車時に彼が、”ねえ、見たでしょ? 鶴岡城址。あそこ迄行ったんだヨ。”
ええ、ダイブ離れていたじゃあ無いですか。。私だったら1時間では戻って来れませんよ。
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彼は散歩後に再度朝食会場でコーヒーを飲んで来たと言う。
えっ、二度も入れるんですか?Img_1660
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いやあネー。。
おれの顔は一度見たら覚えられる顔なんですよ。とエッヘッヘと笑う。
成程、白髪の坊主頭にこけた頬。ベージュのハンチングに水色のサングラス。そして白く長い顎鬚。
昔ヤンチャで。。もしかして今も?と思える外見なのだが、私には<高砂>の面に見えた。Img_1747

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土産物屋のチーズコーナーで彼が後ろから、”それ美味しいよ!”と声を掛けて来た。。

”オレ、ゼーーンブ 試食したから。。”
好奇心旺盛で面白い人だ。

 

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2015年8月 9日 (日)

出羽三山 庄内物産

土産物屋を歩くのは楽しい。Img_1356
物流が発達し、都会でも買えるようにはなったが、地域の産物は面白い。
枝豆、民田なす、おかひじきなど。野菜は重くて買えない。
お米だって”つや姫”は東京にもあるし。。。
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Img_1361
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魚コーナーには”干しアナゴ”。干からびたでっかいミミズか芋がらのようだ。どうやって食べるんだろうか。。

農家の名前の入った小粒の桃を買った。白い網を外したら歪だったが、見かけによらずとても甘くて美味しかった。
旅先でのフルーツは美味しさが増す。
.Img_1375

Img_1380
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何処にも似たようなお菓子がある。名物XX,名菓XX。Img_1363
キンツバにお餅が入っている。試しに買う。
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Img_1389_2




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へえー。。最近は漬物の缶詰まであるんだ。。。
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Img_2447
3袋1000円のお漬物コーナーで暫く考えていた。
どれとどれを組み合わせようか。。浅漬茄子と辛子茄子と。。きゅうりの古漬けは要らないし。。このみじん切りのは味が分からないし。。
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Img_2449


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あれとこれと。。もう一つはどれにしよっかなー etc、etc。
Img_1729顎に手を置いてずーっとコーナーの前で佇んでいた。

.Img_1744

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他に辛子茄子、しょうがの2種の漬物を買い、こんなに漬物ばかりでどうしましょうっ、と荷を拡げたら、あの時の3袋がない。あれは迷った挙句に結局、買って無かった事に気がついた。

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まあ、どうしたんでしょう。。記憶がどんどん飛んで行く。。
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美しい刺し子。ひと刺しひと刺しを見る。ふむふむ、小学校で習った<運針>を縦・横・斜めに刺す。プラス・マイナスと斜線だけ。平面だからそれだけの事なのだが、根気の要る仕事だ。
.Img_1737
一刀彫。この鷲の人形を初めて見たのはブエノスアイレス。スエーデンの船会社のマネージャーの机の上だった。
日本からの客に頂いたお土産で、彼のお気に入りだった。
ストンと置かれたこの一刀彫は周りを睨んでいるようで程よい緊張を生んでいた。

Img_1739

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何れも一度は見ている物ばかり。

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2015年8月 8日 (土)

出羽三山 羽黒山 五重塔

黒川能を1演目で切り上げたのは、国宝の五重塔を参拝する為だった。Img_1577
それも夜間のライトアップ。
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其処までして何で会社は夜間参拝に拘ったのだろうか。
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Img_1584
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というのも、足元が暗い。石畳は湿っていて石はゴツゴツと不揃いだ。下手すると滑る。足腰の弱い年寄りには危険が一杯だ。
周りは真っ暗だから肝心の森が見えない。木々が我々を腕組みして見下ろしている気配は感じるが、厳かと言うよりは怖い。薄気味悪い。
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五重の塔は鳥居から坂を下って10分の処にあった。
林の奥に何やら白く光っている。Img_1588

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かぐや姫もこのように光っていたのだろうか。。。
ライトに照らし出されたそれは白い壁のようだった。
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Img_1592

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手前に<爺の木>がある。隣にあった<婆の木>は台風で倒れたそうだ。
見上げる五重の塔は神々しいが、そもそも夜間ライトアップって。。何の意味があるのだろうか。
化粧の剥がれた木の組み合わせを見るのが余程<自然>だろうに。。。
Img_1628真っ白過ぎて情緒も何もあった物ではない。

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懐中電灯を持参した人が10人くらい居た。私もその一人。だって、足は骨折後に微妙にO脚になって捻挫しやすいし、旅先で怪我なんてしたくない。登山用の靴を履いて来た。28名全員が注意通りにハイキング用の靴で参加していた。
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Img_1611

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バスに戻っておにぎり弁当を手渡される。
そもそも我々は黒川能に合わせて夕食を何と16:00に摂らされていた。庄内XX御膳。
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朝の東京駅の段階で、”新幹線に乗ったら昼食を摂って下さい!”とガイドから説明を受けていた。
そんなアホな!と思った。9:40分発の新幹線だ。見渡したところ、参加者は朝食をきっちり摂るような世代と思われた。

そんな。。食べられませんがな。。
Img_1626

ところが隣の夫婦はガイドの言葉通りにオプションの豪華弁当をさっと取り出し、ペロリと平らげた。
凄い。。。
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Img_1638


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遅い宿入りなので夜食が出るとは聞いていたが、おにぎり一個にタクワン2枚程度だろうと思っていた。
予想に反してそれは立派な<おにぎり弁当>だった。おにぎり2個、鳥の唐揚げ、卵焼き、煮物が入ってボリュームがある。
それを見てウンザリしていたら、またもや数組がバスの中でそれらを平らげた。

恐るべし熟年パワー。
日本の老人は健康なのである。

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2015年8月 7日 (金)

黒川能  船弁慶

この旅行のタイトルが”黒川能”だった。Img_1408
是非どんなもんか見てみたい。
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体育館横に駐車する。相撲取りの銅像がある。
誰?
柏戸ダヨ。。。
Img_1401

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隣の大きな公園の片隅に人造の浅い池がある。そこに能舞台が設えてある。観客はその手前の芝生に座る。団体客は左側の椅子席だ。
我々は前から3-4列目が割り当てられていたが、たまたま1列目の予約席には大柄な男子が3名陣取っていて、舞台を隠してしまう。一層の事、席からはみ出て地べたに座ろうかと思ったけれど、上演中だったので我慢した。
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Img_1491

一人席を立った。(ようし。。)
知人が差し入れの紙袋を届けにきた。よおー!と笑いながら”オマエモ スワレ!”と誘われて、ちゃっかりとさっき空いたばかりの真ん前の席に座る。
何やらくっちゃべっている。
ウルセエなーと思ったが、これが本来の楽しみ方なのだろう。
能が身近な娯楽だったのだ。

.Img_1421

.
演目は小学生の舞と”船弁慶”、他2題。
昼食時に<船弁慶>のみで次に移動しますとツアコンが言う。

えっ? これがメインじゃあ無かったの?
わざわざ此処まで来て、全部見ないでどうすんのよ。。。

.Img_1430
他の客からもぶつぶつと文句が出たが、それが私の耳に入ったのは翌日だった。
日本人はその場で反応をしない。周りに合わせようとする。(周りの雰囲気に呑まれようとする。)
これを気遣いというのだろうか。
それとも”そう言う事ならしゃあないか。。”と<諦観>をいつも持ち合わせているのだろうか。
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Img_1436
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能舞台は灰色のテントの様で、左手の控え場所の布が強風で大きく揺れる。めくれ上がった垂れ幕の向こうをステテコ姿の様な宮司が横切って行く。
堅苦しさが全くない。


.Img_1469
能が<神事>から始まる事を知らなかった。
厳かに神主二名がお祓いをし、町の役員が裃姿で勢揃いしている。
<薪能>ではあるが強風の為、所作だけで点火は取りやめとなる。
Img_1481
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小学生の舞が始まり、素人目にも上手な子が分かる。将来はこの子が後を継ぐのだろうなあ。。
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そして義経一向が堂々と現れる。
案内書には台詞が書かれてあるのでそれがとても参考になる。



言葉が一つ二つは抜けたり、変わっていたりしていた。 
突然、弁慶が言葉を失った。Img_1519
周りは気を揉む。
舞台上から”西方の!!”、”セイホウノ!!”と彼に教える声が複数聞こえた。私まで”セイホウノ!”と教えてあげたいくらいだった。
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弁慶は無事言葉を思い出し、続ける。
思えば彼は歌いっ放しだ。
.Img_1534
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此の演目は歌舞伎では見た事があったが能では初めてで、こちらの方が30分ほど上演時間が長い。

途中、案内書に台詞が割愛された部分が二か所あった。
宿屋の主人、船頭とのやりとり部分なのだが完全に訛っている。全体的に東北訛りが滲んでいたが、何となく意味合いは分かるし、こういう大らかさが面白い。
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途中、電源が切れた。光が消え、音が消えた。Img_1546

舞台は動ぜず続く。音量が一気に下がったけれど、我々は聞こえる位置にいた。
成程、昔はこの程度の大きさで聞いていたのだろうなあ。
.Img_1497
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夕闇に知盛が現われる。
これが迫力があって好きなのだが、くるくると回って居る内に何かが足に絡んでいる。。。
マイクに付いた黒い箱だ。
世話人がやっと気づいて衣裳に収めようとするが、知盛が長刀をふるっているシーンなので立ち止まる訳にも行かず、なかなか収まらない。放り投げるように懐に差し込んだ。
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知盛はアッと言う間に退散した。Img_1563

えっ? こんなに早かったっけ。。(そうだ。。ここまでが長かったのだわ。。)
.
舞台の笹が大きくしなり、風の強さに気をとられる。舞台が飛んでしまうのではないか。。
雲がさっと東へ流れ、中空には半月が顔を出した。
この地に能の文化が残った事は長い歴史を感じさせる。

エンジェル

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2015年8月 6日 (木)

出羽三山参拝 湯殿山

数年前から行きたかった。Img_1193

凡そ日本の<聖地>は訪れて来た。
東北の聖地”出羽三山”巡りのツアーにやっと参加できた。
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Img_1203


.
東京から新幹線で福島駅へ向かう。其処から宮城県のバスで宮城・山形へ入り、鶴岡で1泊する。
とても可愛らしいバスガイドは話し方もゆっくりで、3県に跨る地域の情報をずーっと我々の注意を引きつつ、クイズ参加型の説明も交えて教えてくれた。時々、自分のノートを見ながら、一生懸命に綺麗な日本語で話してくれた。ツアコンに尋ねたら20歳はいって居ないんじゃないかと言う。。

Img_1217
しっかりした素晴らしいガイドさんだった。
以前、奈良に旅行した時のどうしようも無かった3名のガイドさんたちを思い出した。 
. Img_1214

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先ず、湯殿山へ向かう。
見た事、聞いた事、触れた事は口外禁止。

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なぜ口外禁止なのだろうか?と後日友人に尋ねた。Img_1235
参拝者に情報を出させないという事は”本人が直接来て見なさい!”という事でしょうか。それは情報を出して、却って参拝者を減らさない為でしょうか?
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Img_1333

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友人は違うだろうと言う。
八百万の神はそんなケチな根性じゃあない。
”神聖なるものはそれ自体口外しない事で、増々神秘性・神聖さが増すのではないか。”
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写真は禁止の立札までは撮って良いと言われた。Img_1338



大きく赤い四脚鳥居の前から黄色いバスが参拝所まで連れて行ってくれる。この鳥居は<神仏習合>の名残で両脚は密教の金胎両部を表わすそうだ。
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”これは昔はナカッタヨ。” と庄内出身の男性が言う。
.Img_1255

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道々、徒歩で向かう白装束の参拝者を見かける。
彼等は背丈よりも高い笹の間を分け入って行った。本来の険しい道を進んで参拝するそうだ。
.
此処は修験者の道場。
神聖な場所には違いない。Img_1257


Img_1281


.
神官のお祓いを受けて神聖な気持ちになった所で、頭上を風がさっと掠めて行った。

えっ? カミカゼ ? 
カミカゼが私に吹いたの?
.
振り返ったら見知らぬ男が ”蚊がイタンダヨ!”
。。。

エンジェル

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