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音楽

2017年2月 1日 (水)

MET オペラビューイング ハル かなる あい

フィンランド人の作曲家の作品。
現代オペラ。
どんなだろう。。
12世紀のフランス南部と対岸のトリポリに住む男女の恋愛物語。
二人の間を船で往来する巡礼者はお互いの愛の言葉を伝えるメッセンジャー。歌声が一段と澄み渡り、(メロディーはあまり私の頭には残らないのだが)、研ぎ澄まされた音は愛を昇華していくようだ。海のような、天空の星のような舞台に我々もスーッと吸い込まれていく。
舞台はシルクドソレイユを手掛ける演出家で舞台全体が海の設定。
全体に筋状に LED ランプが敷かれ、青くなったり白くなったり、さざ波を起こし、雲を映し、夕日に赤く変化しながら巡礼者の船が行く。
この船、段々と小さくなりながら去って行くのだけれど。
”俊寛”と同じ手法だったので笑ってしまった。
因みにヒロインのドレスのミツウロコ模様。最初、竜神?人魚?彼女は何の精なんだ?
海が舞台だから水を表わす模様を敢えて使ったのかしら。
相手を褒めたたえ、募る想いを巡礼が運んでいく。
二人の想いは切ないほどに膨らみ、熟成する。
そしていよいよ男が彼女に会いに行く段になって、愛しい人への期待と不安で病に倒れ、彼女の腕の中で息を引き取る。
病に倒れる程の”期待”って。。凄いなあ。
 
 
 
ふむふむ。。
ツルゲーネフの初恋みたい。。
相手を見るまでのドキドキ感。嫌われたらどうしよう。。
愛って空想がどんどん膨らんでいくから始末に困るのかもしれない。期待をし過ぎるから その分幻滅も大きくなる。
物語の二人はめでたく愛を確認し歌い上げるが、愛は彼の命を救えなかった。
男は彼女の腕の中で息を引き取る。
(まあ。。。やっと会えたと言うのに、なんて気弱な男でしょう。)
 
メロディーは頭の上を朗読が流れていくように通り過ぎて行った。
彼女は嘆き、神を恨み、そして”修道院に行くわ!”
最後に<遥かなる愛>とは神への愛だったようだ。
恋人たちの両岸が彼岸と此岸のようにも思えた。
生と死。
愛ってなんなんだろうネ。
 

エンジェル

 

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2015年5月27日 (水)

MET opera  イオランタ・青ひげ公の城

2014-2015のシーズンを楽しみにしていた。
でも、秋口から色々と煩わしい事があった。
その後、<旅行>に気を取られてすっかり忘れてしまった。
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やっと後半の3つを観に行こうと決めた。
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イオランタ
ツルゲーネフの初恋は目が開いた後の<余韻>を残すが、これはそのハッピーエンド版とでも言おうか。
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青ひげ公の城。
こんなオドロオドロしいテーマだとは思わなかった。
好奇心の強い新妻が見てはいけない部屋をどんどんと見て行く。其々の部屋は殺された妻たちを暗示する恐ろしい部屋だ。そして彼女は最後に自分の部屋に入る。
猟奇的なストーリーをそのまま<ぞっとするように>表現した。
人間の浅はかさや好奇心は度を越えたらとんでもない禍をもたらすものなのだろう。この手のお伽噺は幾つか有るけれど、それらは軽い戒めの様なものだ。
これは強烈である。だって殺されてしまうのだもの。。

あれも恋、これも恋。のように、あれも音楽、これも音楽。
音楽って楽しいものだとばかり思って居たけれど、映画”ジョーズ”の恐怖心を駆り立てる効果抜群のメロディーもある。

.Img_0564
先日未明には関東に雷が鳴り響いた。遠くに小さく聞こえているのだが、その音の連続に呼吸が引きづり込まれるのだろう。静かな”ドロドロドロ”という音が意識に入り込みやがて全体を占領する。深い眠りから<不安>で目覚めた人が多かった。

.Img_2341
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ソプラノは金髪のショートヘアの細身の美人だ。トルコブルーのワンピース姿が実に美しい。
場面展開も早いので恐怖心が増して来る。映画仕立てではあるがこれはオペラ。劇場でこんなに恐怖心が盛り上がる事ってあるのだろうか。
彼女が風呂に入る場面がある。
ガウンがするっと落ちて背中をぱっと見せる。
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その話を友人にしたら、最近のオペラはそこまでする(脱ぐ)必要があるのかと物議を醸しだしているそうだ。
”配役”は演出の一番大切な要素。
全体的にふっくらした歌手が多い中、彼女の背中はこのストーリーにぴったりだった。

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エンジェル

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