文化・芸術

2017年11月24日 (金)

能 養老 狂言 水汲み

ヨウロウノタキと言えば真っ先に頭に浮かぶのが居酒屋チェーン。
なんともじじ臭い名前だと思っていたが、
<養老>とは若返る水の話。
不老不死の霊泉を求める勅使一行。
親子が現れ、孝行息子は父親にその水を飲ませ元気になって帰って行く。
そこへ陽気な4名の腰が90度曲がったじいさまが登場する。
杖で調子を取り乍ら歩いて来るさまに可笑しさが込み上げる。
あれっ、何処かで聞いた声だなーと思ったら萬斎だった。
ひと飲みで白髭が黒になり、二口目で頭髪が黒くなり、続けて飲んで腰がぴんと伸びる。
”ばあさまに飲まそうか。”と誰かが言えば、
いやいや自分たちだけ若返って若い女を楽しもう。。
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それまで親子の唄のやり取りを詞章で確認するのが精いっぱいだったから、能にこんなに<笑い>が入るなんてオモシロイ。
今回は特殊演出らしい。
そうして最後に<山の神>が降臨して舞い、天下泰平を祝福する。
太鼓の音が強くなる。小鼓、大鼓と笛も同時に音を増し会場中にうわーっと盛り上がる。
能の舞って。。歩き、廻り、上半身は袖を腕に巻き付けるか、手は肩の位置まで上げたりと、素人目には非常に単調な動きにしか見えない。
日舞のようにくねくね、ひらひら、捩りもないし、小道具は扇だけ。
それなのに動きが空気を攪拌して風が舞い上がる様だ。エネルギーを蓄え音と共に空中に発散する。
大自然の精霊が崇高に見える。
力強かった。
”♪君は舟、臣は水♪”(君主の権威は臣下・国民の意向に則ったもので、民意に反する暴君は失権する。)という名言だそうだ。
差し詰めこのメッセージは勅使に与えられたものだろうか。
現在の隣国を思って、なるほどなー。
 

エンジェル

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2017年11月20日 (月)

笠間日動美術館 パレット館

友人宅へ遊びに行く。
今回は日動美術館に誘った。
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この美術館、とっても素敵な環境にある。
大きな庭に本館。
岸田劉生と椿貞夫と鴨居玲。
名前しか知らない作家の作品を見て、”凄いわねえ。”
そして出てくる言葉は。。
”まっ!ハンサムねえ。。” 
余りの美男子ぶりにうっとりしてしまう我々。
こんな事を言える人と歩くのは楽しい。


庭の彫刻を見て、フランス館とパレット館を見る。
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パレット館ってなあに?
”画家のパレットが飾ってあるんですヨ。”
えっ?  あのパレット?
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”とても面白イデスヨ!”
案内君の言葉どおり、そのコレクションは面白かった。
ひとつひとつが楽しそうだ。
著名な画家の名前が続く。林武、片岡球子、遠藤彰子、田村能里子、東郷青児、三岸節子、etc。

この案内君はとても感じが良かった。
シニアー割引きを要請したら、”証明するものは?”と聞かれた。
ところが財布を持たず、証明できるものが何もない。

Img_6595
”あー、しまった。。”と私はとても悔しがったら、 優しいお兄さんは微笑んで、イイデスヨ、じゃあ”何か”言って下さい。
”昭和XX年。。ワタシ。。○○以上に見えませんかぁ~?”
少し呆れたように 微笑む青年にふと我に返る。
 
私の人生、ご褒美も無いままにここまで来た。
滅多に得られない<特権>をやっと行使できる喜びに支配されたアタシ。。
”シュセンド”という言葉がチラリと頭をよぎる。
 
でも。。
(ババアである事を)何で一生懸命アピールしているんだろ。。
ハンサムなお兄さんの前で私、ナニやってんだろ。。
 
 
この美術館は近くの春風萬里荘と提携している。
お庭が自慢らしい。
次回尋ねてみたいものだ。
 

エンジェル

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2017年11月13日 (月)

能 猩々

研究生の公演だった。
あらすじは、
昔、中国に親孝行の男が住んでいた。或る日、酒を売れば富を得られる夢をみて酒を売り始める。店の客に、いくら飲んでも顔色も変わらず酔わない者がいた。
自分は<猩々>と言う海中に住む者だと答えて立ち去る。

そこで美しい月夜に酒を用意して水辺で猩々を待っていると、波間から猩々が現れて共に酒を酌み交わし舞い踊る。
猩々は彼の徳を褒め、汲めども尽きない酒壷を与えて帰ってゆく。

 いつも酔っぱらって、酒好きで赤い猩々。

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小柄な猩々だったのであれっと思っていたら女性だった。
声も当然女の声。
男性の声に慣れていたからか弱々しく聞こえるし、やっぱ猩々は豪快で”男性的”ではないのだろうか。
女性も演じて当然なのだろうけれど、慣習のせいなのか大分印象が違う。
女性だ!と思う事で潜在的に私が差別をしてしまうのかもしれない。

でも。。
オーラがやっぱり違うんだよなー。
 
エンジェル

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2017年11月12日 (日)

青海波を聴く

舞があると思っていたが、それは私の早とちりで正に”聴く”コンサートだった。
簡単な解説の後に笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、笛の3人の対談があった。
何れも5-60代の美声の持ち主に先ず驚く。
曲の説明とオモシロイ話をしてくれる。
楽章の違いは太鼓の数だと言う。
最初は八拍子に一度だけ太鼓が鳴る。これを2回セットで8回続ける。
次に<千鳥がけ>で太鼓が4・7小節目に鳴る。それから<男波>で太鼓が力強く打たれ、再び<千鳥がけ>そして<女波>で終わる。
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”繰り返しの中で、<男波>と<女波>は一度だけです。”
繰り返しが多いので、
”時々、何処をやっているのかわからなくなる。”
ここで笑いが起こる。
繰り返しが多いとなるとラベルのボレロみたいだわ。。
いつ終わるのか聞いている方は分からなくなる。
でも、音程が上がって行くから青海波より分かり易いのかもしれない。
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幕が開いて23名が整然と並んでいる姿に観客の背筋がピンと伸びる。
全員が頭も揺れることなく、半数が演奏している際も微動だにしない。
ああ、この緊張感。
この形こそが<日本の美>だな。
相手が堂々として爽やかだとこちらまで良い気分になる。
笙が3名吹き始める。
こんなに大きな音が出るんだ。パイプオルガンのような音色。
続いて篳篥が3名。
いやー。これも音が良く響く。
横笛3名。
甲高い音色。そう言えば音階は”シ”が基本だと言っていた。シとラと高いミくらいかな。キンキンするような音域。
波と言えば”春の海”のまったり感しかなかったので、どちらかと言えば山の風の波のように感じた。
会場はアッと言う間にその波に呑まれ、圧倒されるばかりだった。
波は永遠に続くので青海波は吉祥の文様。
青海波と言えば源氏物語。
あー、後方で源氏の君と頭中将が青海波を舞う姿を想像する。
私は御簾の影からそれを見てうっとりしている藤壺。。
(あーあ、いい気分。。)
たまたま”面白いほどよくわかる源氏物語”(大塚ひかり著)を読んでいた。これが笑っちゃうほど面白くてあらすじを知って読むと、やれ、源氏はファザコンだ、レイプマンだ、ロリコンだ、ブスマニアだ、etc。
抱腹絶倒でホントにオモシロイ。

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2017年10月24日 (火)

歌舞伎 霊験亀山鉾

仁左衛門。
化粧をしてその変わりように一番驚くのは梅沢富美男。
で、二番目に驚くのが仁左衛門。
端正な顔立ちなんだけれど、白塗りでとてつもない色気が出て来るから、あら不思議。
御年お幾つか知らないけれど、若くてセクシー。
 
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お話は敵討ち。
主人公の悪い奴に卑怯な手段で兄を殺される。
敵討ちの弟はだまし討ちに遭い、愛人と下男も殺されてしまう。
沢山の人が殺される。
それも残忍極まりない方法で。
”ほんと、悪い奴ちゃーなー”
この悪い奴がこんなに素敵なのも仁左衛門だから。
その凄みのある声にゾッとし、美しい顔にほろっとくる。
こういうのが歌舞伎役者冥利に尽きる演目なんだろうだろうな。
兎に角、格好いい悪い奴。
 

エンジェル

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2017年10月14日 (土)

能 竜田  狂言 仁王

仁王
博打ですった男が<仁王>と成りすましお布施を人々から巻き上げる話。
仁王を表わすのは浮き上がった薄絹、又は後光の輪。
簡略化された小道具だが、段々と仁王に見えて来る。無駄を極端に省いた狂言は<想像力>を掻き立てる。其処が面白いのだろう。
最後にびっこの男が仁王の体に縋りつき体中を撫でまわす。
そこで正体がばれる。
 
竜田
秋の演目にぴったり。
竜田明神ヘ参詣する僧が龍田川を渡ろうとすると女が現れ、川底に沈んだ紅葉の錦の帯を崩さないでと懇願する。紅葉はご神体だから。
薄氷を踏んでしまっては折角の美しさが台無しだ。
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社では女神が出現し神楽を舞う。
 
舞台中央に半畳ほどの洞が持ち込まれる。静かな所作の後に女がそこに入る。
そして竜田姫となって鮮やかな衣装をまとって降りて来るのだが、私が不思議でならないのはその囲いの中で衣装を着けている気配が全く感じられない。
その赤い覆いはそよとも動かなかった。
両腕を伸ばさずにどのように着たのだろうか。
ふっくらした衣装と髪飾りをつけてそこに座っている姿は正に女神。
神楽を舞う。
3畳も無い舞台半分で舞うのだが、いつしかゆっくりした動きが堆積してその場は紅葉色にかき混ぜられたようだった。
竜田姫が錦秋のエネルギーを拡散していった。
能楽堂の庭には萩がこんもりと咲き、舞台では紅葉。
秋に向けて美しいひと時だった。

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2017年10月12日 (木)

押し花の展覧会

市役所の返却ボックスに本を返しに行く。
ついでに本日の部屋の使用表をみる。
<押し花 展覧会 3F> とある。
展覧会か。。。
暇だから見て来よう。
押し花のアートは何度か見ていた。
駅構内やたまたま宿泊した東北の旅館の展覧会などで、その美しさと芸術性に驚いたものだ。
子供の頃、本に挟んだ押し花。単に押しただけではこんな色は残らない。
全部<茶色>になってしまう。
これが抜け殻の色か。。死んだらみんな土の色になるんだ。。
凄い技術があるんだな。。
先生の作風が如実に出て、同じデザインが数点あり個性が無さすぎに思えた。
(他の作品は無かったのかしら。。)
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同じデザインの三点。
個々に全く同じ材料を準備したとも思えないから、先生が作った花びらを3人で分けたという事かしら。
大きな百合やバラは一枚一枚をばらして乾燥させ、新たに組み立てていく。
色が鮮やかなのは乾燥・保存法が進化したからだ。
ヨーロッパ風の皮の巻紙に何やら文字が掛かれてあって周りを花が埋める。
印刷した既存のデザインだと思ったら、其々が茶封筒に着色して作成するのだという。
凄いなー。
”試しに作ってみませんか?”
そこでシオリを作る。
花を並べてプラスチックを被せ熱処理でくっつける。
花弁はほんの少ししか残っていなかった。
黄色い菊が一輪あったのでそれを載せた。
そうしたら、
”此処ね、欠けているでしょう?そういう場合は其処に別なものを載せるんですよ。”
へえーー。。
欠けたことなど私は全く気にしていなかったのだが、傷ついた花をそのまま見せるのは哀れという事だろうか。。
隠す。
欠点を何かで覆い隠し見えなくする。
なにか。。良い事を教わった気がした。
私も日々欠点を覆い隠そうとこれまで過ごしてきたんじゃあないかな。。
 
見学記念に花付きのクリアーホルダーも頂いた。

エンジェル

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2017年10月11日 (水)

ソフィア・コッポラの椿姫 映画

ローマ歌劇場。
演出でこんなに印象が違うんだ。。
翻訳も。
死期を悟ったビオレッタが召使に、”お金の半分を貧しい人にあげなさい。”
前回は”半分はあなたに。”と付け加えられていた。
原語によれば召使への言葉は無いから、状況からして”半分は貧しい人に”というのは即ち半分はあなたにと言う意味になるのだろう。
衣装はヴァレンティーノ。
なるほど、豪華。
でも。。
主人公は黒のドレスで男性陣も燕尾服。
婦人たちは全員がベージュ色。地色はくすんだピンク、生成り、薄いグレーと色合いが微かに異なるが、それらにベージュ色のオーガンジーを一様に被せたドレス。
素敵なドレスもあったけれど、全体的にこのオーガンジーのせいでよりふっくらと肥満型に見えてしまう。
主人公のビオレッタ。今までで一番美しいビオレッタ。
でも舞台全体が暗い。
唯一、髪飾りの赤と招待客からの特大真珠のペンダントで顔は輝いているのだけれど、 ”乾杯の歌”はもっと華やかな色と光の下でシャンペンを飲み干して欲しかった。
何度聞いてもうっとりしてしまうベルディのメロディー。
散々聞いたマリア・カラスの歌声が重なってしまう。
 
画像1
アルフレッドとの幸せな生活に終止符を打ち、不本意に彼を捨てたビオレッタがパリに戻りパーティーに参加する。
初めての<赤>いドレス。
とても素敵なサテンのドレス。
 
この時、女性陣は全員が<黒>のオーガンジーを纏う。
凝り過ぎだわ。。暗すぎだ。。
ひとつひとつはとっても素敵なドレスなんだけれど。 
ダンサーは上半身、女性は腕と足が透けていて色っぽい。この闘牛の踊りは完璧だった。
パリ郊外のビオレッタの別荘。
大きなガラス窓の向こうには山々が望める清々しい光景でこの演出が一番<原本>に近いのではないかと思ったが、全体的に色が少なすぎた。
最後に瀕死のビオレッタが舞台中央で、
”不思議ね。痛みが消えたわ。。力が湧いて来るわ。 私は再生するの!再び生きるのよ!” と手を上げた姿はマリアの聖天のようだった。
カーテンコールでコッポラ女史と二人のじじいが出て来て喝采を浴びた。
だあ~れ? 
ローマの権力者?
日焼けてムラのあるボロボロの肌が妙に突っ張った人。
散々お肌をいじったマフアのおっちゃんみたいな人。)
ヴァレンティーノ・ガラヴァーニだって。
 

エンジェル

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2017年10月 2日 (月)

歌舞伎シネマ 四谷怪談

席は20席しか残っていなかった。 (アリエナイ。)
初日で土曜日ってこんなに混むの?
信じられない。。。
”舞台挨拶までに入って下さい。”と言われた。
”んっ?”
ナニ? ブタイアイサツって。。
どうも演者の舞台挨拶があるようだ。
へえー。
誰が来るのだろう。
まさか獅童、勘太郎、七之助、扇雀の4人?
 
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獅童と演出の串田氏が出て来た。
事前に、”マスコミ関係者以外は撮影お断り”との注意が有ったが、獅童が”どうぞ撮っていいですよ。僕も元気になったのでどんどん撮って拡散してください!”
そっか。。
確か彼は入院していたんだっけな。
これが術後の最初の仕事かな?
全員が一斉にスマホ、カメラ、アイパッドを取り出した。最後列の私からは会場が海のようにキラキラと輝いた。随分と長い間光っていた。
この四谷怪談は昨年のコクーン歌舞伎の映像化。
勘三郎さんが亡くなってからはコクーンへの興味が失せていたが、とても面白い舞台だったようだ。
舞台から中央に能舞台の様に飛び出ている。
度肝を抜かれたのは、何の合図も無く登場人物が溢れてくるのだが、町人、主人公、そして現代人、アロハの男、舞台監督、トロンボーン奏者、くたびれたカバンを持ったサラリーマンたち。
<現代>の時の流れに主要人物がウロウロと入り込んでくる。
うわーっ。。どうなんだろうこれ。。と期待感が高まる。
扇雀が素晴らしかった。
ところが大写しが多くて、過去の出来事を頻繁に映像と音で被せるので眼にうるさくてしょうがない。
頭が疲れてしまった。
伊右衛門とお岩、近親相姦、忠臣蔵と盛りだくさんで丁寧な四谷怪談なのだけれど、舞台の間合いが消滅している分<てんこ盛り>だ。
首藤さんは踊ったのだろうか。
これは舞台で見るべきだったなと思った。
串田氏が ”舞台は消えていくもので、演出家としてはその一瞬に掛ける誇りがある。。”
なるほど。。
獅童は大きな声で元気だった。
彼を見る度に500円切手の<バサラ大将>を思い出す。。
 

エンジェル

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2017年6月30日 (金)

箏 米川文子演奏会

友人が興味あるか?と聞いてきた。
まともに聞いた事がないので”YES”と答えたら切符を送って来た。
Img_9868
<初代米川文子23回忌追福/二代米川文子芸歴85周年記念演奏会>
恥ずかしながら、お琴だと言う認識がなかった。
 
記載された開場時間に間違いがあり、30分並ぶ羽目となった。
長い行列ができたが、誰も文句を言いに行かないようだ。
(皆、寛容なんだなあ。。)
m
着席してから係員に劇場側の手違いかと尋ねたら、
”当方は10:30からと伺っております!”とバシッと言われた。
(そんなにムキになんなくても。。)
皆、開場時間に合わせて来場したから、大勢が待たされた。
珍しいことだ。
私はたまたま6人ほどのグループの間に並んでしまった。
彼らの会話を聞いていたら、演奏会は10:45から始まり休憩を挟んで二部の開始が17:00頃で演奏会の終了は多分18:00過ぎじゃあないかという事が分かった。
えっ? そんなに長い間やっているのデスカ。。一日がかりじゃあナイデスカ。
 
Img_9870
 
色々と話をしている内に私の勘違いに、
”これは筝、<お琴>ですよ!ずーっと琴を弾いているんですよ!”
(あっ、そうなんだ。。ガガクじゃあないんだ。。)
”お琴をなさるんですか?”
いえいえ。。
”演目は延々と続くので、その間は昼飯も食べますからね、自由に席を立ってもいいんですよ。”
そっか。。
以前、三味線で友人の先生の追福演奏会に行った事がある。
でもあの時はせいぜい2時間ほどだった。
”いやネー、親戚の子が<名取>になったんで親戚一同で来たんですよ。中学生です。”
まあ。。ではこの方たちも音楽一家なのかしら。。
手にした封筒が見えたが松山からやってきたようだ。
でも私と同じように米川師を知らないようなのでお琴とは関係ない家族のようだ。
”芸歴85年ということは 少なくとも90歳くらいの方でしょうね。”
”そうでしょうねえ。”
その米川先生は一目で分かった。
知らなかった。
筝は弾きながら謡うんだ。。
<人間国宝>の演奏は美しく、その力強いお声に圧倒された。
 
そして200人以上の出演者たちの美しい着物に時の経つのも忘れてしまった。
気が付けば5時間半もお琴の演奏を聞いていた。
心が和む音色。
旅行中のお隣さんのネコの世話がなければ、二部も聞いたのに。。
 

エンジェル

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