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ARGENTINA

2018年9月12日 (水)

ラテン系の友人たちの楽しみ方

もう30年以上前の話だから現在はどうか定かでないけれど、多分今でも同じような時間の楽しみ方をしているのだろうと思う。

ブエノスアイレスでは週末になると友人知人が”会おうぜ。”
若者は金がないからいつも誰かの自宅に集まる。
余裕があればレストランにも出かけただろうが郊外だったので中心地までは一時間以上かかるし、近所にこじゃれたレストランが無ければ自宅が一番快適な場所なのだ。

いつも10名くらいが集まった。

リビングに陣取り、ワインや軽食がふるまわれる。
大した料理ではなく、ピザとかパンにパテを塗ったものやクッキー等の乾きもの。

家族は出かけていることが多い。
居たとしても挨拶のみで子供たちの座には加わらない。
大人と20代の子供の世界とがきちんと分けられている。

Img_4057

そして<会話>を楽しむ。
私は言葉が解らなかったので、すぐに連れに”XXってなあに?”と聞き返すので、ある日、話し手が私が何か言う前に ”アトデ説明するよ!” 
で大笑いになった。

別に無視されているわけではないが、言葉を理解できないのだからしかたない。

会話といっても自分たちに起きたおかしい事をユーモアたっぷりに話す。
話術に長けた人は当然座の人気者になる。


日本でいう漫才のような笑いの落ちの度に座が盛り上がる。

みんなこうやって会話のセンスを学んでいくんだ。。

その後 スペインに住んだ頃には少しずつ話が分かるようになってきた。

段々会話が楽しくなってきて、理解できる喜びを感じた。

もう一度アルゼンチンに戻って、あの時の連中の話を聞けたら、私はもっと幸せな気分になれるだろうなあ。



印象深い笑い話二点。

カトリックではキリスト教関連のカードをよく見かける。(お札かお守りと言った類。)
キリスト磔刑のカードで、キリストは盗人たちとゴルゴダの丘で処刑される。
キリストが後方の盗人達に声を掛けた。
”おい、もうちょっとこっちに寄らねえと、写真に入んねえど。。”

世界を作った創造の神の会議で、
神は世界中の民に富を均等に分け与えた。
アメリカにはXX,ロシアにはXX,アフリカにはXX。
アルゼンチンには牧牛、鉱物資源などを与えすぎて<不公平>じゃあないかとある神がクレームしたら、
”大丈夫。 だからアルゼンチン人を置いたんだよ。”

自虐的なネタが結構多い。


この日の為に仕入れてきた笑い話を披露して笑いを取る。

あの頃は楽しかったなあ。。
あの時間を懐かしく思う。

今なら私も気の利いた日本の笑い話を披露できるのに。。

エンジェル 

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2018年9月 1日 (土)

裁縫箱 40年前の針セット

裁縫箱にはボタンや端切れ、ジッパーなどがぐちゃっと入っている。
久しぶりに糸を探す。
ニードルセットが出てきた。
数本の針が残っている二つ折りの厚紙。
40年以上前にブエノスアイレスのバスの中で買ったもの。
Img_8539
この時の光景をはっきり覚えている。
あちらでは(今でもそうか知らないが)物売り、物貰いが電車やバスに乗り込んでくる。
電車ではアコーデオン、バイオリンやギター演奏もあったが聞き惚れるほどの腕前はいなかった。
彼らには二種類ある。
ただ ”金をチョウダイ!” と無心するお乞食さん(大人や子供)やいざりなどの障碍者と
一応、物を売りつけたり楽器演奏などのサービスを売る人たち。
子供が乗客の膝に物をパーッと置いていく。
それらはキリストやマリア様のカードなどが多かった。
要らないよというリアクションが出来ないほど素早い。
ワゴンの全員に配り終えてから回収にくる。
殆どの人は物に触らず回収されるのを待つ。
子供はさっさと片付ける。
たまに購入するのではなく、チップをあげる人を見た。 
Img_8540
今思えば、それらは一体どれ程の確率で売れたんだろうか。。
都心からラプラタ川支流のティグレ駅まで70分ほどかかる電車。
何度も往復しているのだろうか。
この針セットは薄汚い若者が売っていた。
大きさの異なる針が20本程、銀紙に並んでいて毛糸針と糸通しまでついていた。
あら、これは役に立つわ。。。
今、細い針が数本、錆もせずに残っている。
”Happy Home”
戦後のアメリカみたいな表紙が可愛らしい。
私はこの針セットと共に居を転々としてきた。
ある意味、相棒だ。

エンジェル

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