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2019年6月10日 (月)

じいちゃんと金魚

今まで仏様のような男性が二人居た。

ひとりは叔父で母の姉の旦那さん。
”私は悪いことをした事がない!”と御年90歳で言い切った時、これは真実だろうと思った。


そしてもう一人は祖父。
芸者遊びにうつつを抜かし、祖母が置き屋に乗り込んで、”私も仲間に入れて貰おうか?”と開き直ったという逸話がある。
そんな<遊び人>でも私にはいつも格好良いじいちゃんだった。
飄々として将棋と碁遊びが日課でいつも仲間のじいさんたちが集まってきた。
彼らを見て、年をとるって<楽しい>事なんだろうと思った。

Img_7608

 

或る夕暮れに女児がタドンを一個買いに来た。
私と祖父しかいなくて、私はその値段が分からなかった。

爺ちゃんは背中から、”クレテヤレ!”と言った。
私もそれが良いと思った。
この時、爺ちゃんは私の尊敬する人になった。
(単に面倒くさがりの生活感のないじいさまだったのに。。)

 

祖父はおよそ暇な老人の遊びを一通りしていた。
盆栽や菊の鉢植えに鯉や金魚を飼っていた。

そしてある日、立派な白と赤いリュウキン二匹をそれぞれ串に挿して持ってきた。

”死んじゃったんだよ。” と寂しそうに言い、
”ホレ、これを猫に。” と串を母に手渡した。
それは丁寧に焼いてあり、色が鮮やかで綺麗な飴細工のようだった。


可愛がっていたのに突然死んでしまったリュウキンを埋めてしまうのではなく、究極の再利用で猫に食べさせようとした。
最初はぎょっとした私も成る程と納得した。

Img_8892



これを友人に話したら、”エーッ!!”と驚いていたけれど、私はそれを見ても残酷だとは思わず、
リュウキンはパンパンに膨らんで綺麗な形をしているんだなーと思った。
ジイちゃんの<優しさ>とリュウキンへの愛情しか感じなかった。
私は爺ちゃんが大好きだった。

結局、猫も食べなかったから、最終的には母が庭に埋めたのだろう。

エンジェル
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