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2019年6月13日 (木)

METオペラ カルメン会修道女の対話

フランス革命の混乱の中、キリスト教聖職者が弾圧に屈せず修道女16名が断罪されたというお話。
断頭台に消えた修道女たち。

重い。

こんなすさまじい話がオペラになるんだ。。


解説によるとフランス語がとても美しく聞こえるオペラだそうだ。
言葉は良く聞き取れないが、成る程、穏やかな<音>としてこの言語が流れていく。

 

いつの世も多くの宗教で<殉死>はあったが、100年以上経った今でもこのオペラを聞いて”涙が出てくる。。”と案内人が言い、演者も”泣かないように感情をコントロールしている。”
”泣いたら歌えないから。。”

(泣きながら歌うミソラヒバリはやっぱり天才だ。。)

 

Img_4288

テーマは<死>と尊厳、祈り。

或る裕福で純真で精神的に弱い女が心を病み、安穏を求めて修道院へ入る。
ところが革命軍の弾圧で司教は追放され、修道院は没収でとなる。
”キリスト教の国で司祭を追放するとは何事か!”

修道女たちは信仰を貫き死刑を受け入れる決定を下したが、彼女は恐怖で逃げ出してしまう。
彼女の逃れた先は父亡き後に暴徒に占領された我が家で、そこで下働きとして働いている。

仲間に”誇りを持て!”と諭されて、処刑の日にギロチンに掛けられる仲間の下へ走り自分も断頭台に上る。

 

第二幕でも何とかこの心情を理解しようと思ったが、私はにはやっぱり理解できなかった。。
言語が分かればまた感じ方も違うのだろうけれど。。
<踏み絵>のようなものかしら。
時代背景の違いとキリスト教の信念を想像はするけれど、物語が進むにつれてどうにも胸苦しくなってきた。

重い。
重過ぎるオペラだ。



演出がこれまた強烈だった。
舞台上には大きな十字が敷かれ、修道女たちが横たわっている。
其々がキリストの磔刑を髣髴とさせる。


舞台は天井から下がる小道具などでリビング、寝室、祭壇、広場などに変化し、モノクロの世界に美しいメロディーが流れていく。
その和かいメロディーと壮絶な物語りが相まって衝撃が倍増する。
修道長の臨終場面は強烈で、
”どうして修道長はあんなに苦しんだのだろうか。神は他の人と<間違えて>あんな死に方を与えたのでしょう。”
と言う修道女のセリフが印象的だった。
最近、そのように思える事件があまりに多すぎる。。

 

Img_4289

 

最終場面ではひとりづつ後方の暗闇の断頭台へ向かう。
その都度、兵隊が我々の視線を遮り、シュワッ、シュワッとギロチンの落ちる音が鳴り響く。
ぞくっと身を竦める衝撃が走り、音の凄まじさがいつまでも胸に残る。
ショッキングな場面だ。
重い。

 

エンジェル
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