最近のトラックバック

2019年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
フォト
無料ブログはココログ

« 友人が入院してしまった | トップページ | 庭掃除をする »

2018年7月14日 (土)

お見舞いと金の指輪

苦しいだろうから、”答えなくていいからね!”

そして私は喋りだした。 
何を話しかけてよいやら分からない。 でも、無言でいるのはもっと焦る。

どうでも良いような事をペラペラと大声でゆっくり喋る。

私は何をやっているのだろうと思うのだが、沈黙は堪らないのだ。
看護士が酸素チューブからマスクに替えた。
段々と落ち着いてきたようだ。

友人はいつ入院したのかも覚えていない。
どういう状況で何があったのかも。
壁に尿採取の記録が付けてある。
三日前の日付からだから、もう3日もここにいるのにその間の記憶もおぼろげだった。

Img_5424


熱があるので額に手を当てたら、
”あなた、手が冷たいね。。”
(スペインでは手が冷たい人は愛情に溢れているっていわれるんだけど。。)

私の手がお役に立つのなら。。
手を握って上げる。

お互いの胸元で手を握り合う。
何なの。。この図は。。



彼女は段々と落ち着いてきた。
私の指輪を見ていたので手渡す。

”これは彫金の友人が作ってくれたんだけれど、素人だから薄く削れなくて、重いんですよ。 指がこの重さに慣れているんですよ。”

”アナタ、指が細いのねえ。。”

Img_5427

彼女は薬指の第二関節あたりに引っかかった指輪をじーっと見ている。


随分と長い間見ていた。
そこでもう一つの真珠の指輪も手渡した。
両方を指に嵌めたままじーっと見ている。

何を感じているのかわからないけれど、このまま指輪を置いていこうか。。


”あら、抜けないわ。。”

いつもの冗談を言うようになったが、自分で外すまで待つことにした。

”金はいいわよねー。好きだわ。。 ”
そうですよね。 金色って心までパーッと照らしてくれますよねえ。
太陽の色だわ。

段々と顔付きも落ち着いてきて、お暇のタイミングを伺っていたら夕食になったので終わるまで居ることにした。

餡掛け中華丼、野菜炒め、デサートのキウイとお茶。

”このお茶飲みにくいのよ。 飲んでごらん。”

なるほど、ドロッとしていて飲みづらい。

そっか。。全てにドロっと粘度がある。
誤飲を避けるためなのだ。  

”これ、あと少しだけど、タベナイノ?”
私に言われて彼女は全部食べ切った。

 

看護士に ”みんな食べろっ!てオドカサレタノヨ。。”
冗談も言えるように成ったし、顔付きがすっかり通常に戻った。

”又 来ますね!”

友人は私にアリガトウと言って、投げキッスをした。

私は苦笑いした。
(こりゃあ大丈夫だわ。。)

エンジェル

こちらも書いてます。
http://blog.livedoor.jp/torayohime/
(Angelaの簡単スペイン語)
http://blog.livedoor.jp/torayohime-shirayuki/
(しらゆきひめのブログ)

↓読んで頂きまして有難うございます。ポチをお願いいたします。

にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へ

にほんブログ村 シニア日記ブログへ

« 友人が入院してしまった | トップページ | 庭掃除をする »

友人」カテゴリの記事

コメント

アンヘラさん
お見舞いお疲れ様です。私も入院していた経験があります。弱った自分を見せたくないと言う気持ちと、色々な思いを誰かに話したいと言う気持ちと、入院中は複雑な心境です。詳しくは分かりませんが、友人を見舞う方はいらっしゃらないのでは?。誰も来てくれないと思うと寂しいものです。病院の看護師さんも患者に対する扱いがぞんざいになります。お見舞いに来る人が居ての患者です。友人は幸せですネ。一連の投稿を読ませて戴いて、(勝手な思いかも知れませんが)、容態は思わしくないと思うのですが。可能な限り見舞って下さるようお願いします。

 ふかさま
有難うございます。ご返事遅れまして申し訳ございません。
今でもお見舞いは負担になったのかなーと思ってましたが、ご経験を伺いまして安心いたしました。
エンジェル

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: お見舞いと金の指輪:

« 友人が入院してしまった | トップページ | 庭掃除をする »