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2016年9月 3日 (土)

電車の中 乳母車と彦ちゃん

乳母車がやってきた。Img_3215
30代の母親は私の隣に座った。
横にした乳母車の半分が私の前に来る。
 
いいわよ!もっとこっちで。長く乗るから!”

2011070514210000_tomoyo
 
 
赤ちゃんは1歳。手にしたビスケットをちびりちびり食べて、母親を見てから私をみた。
反対側を見て突然泣いて手を伸ばす。
そして、私を見上げる。
 
この動作を数回繰り返す。
大きく開いた手が母親に触れて、赤ちゃんは安心する。
Img_1546
愛くるしい子。
私もこうだったのだろうか。。
 
私も母親を見て安心していたのだろうか。
 
Img_0253
 
.
随分とクッションの良さそうな大きな乳母車。
そうよ。。。
私の頃に乳母車なんて無かった。
赤ちゃんは誰かの背中に括りつけられていた。
 
 
<おどもり>。
”子守り”をこう言った。
実家は自由業。姑・小姑に囲まれて、母は大変だったと思う。

その頃私のおどもりは”彦ちゃん”だった。
精神薄弱の18歳くらいのお兄さん。
Img_3194
 
 
負われている自分が見える筈もないのだけれど、彼におぶられている光景が頭に浮かぶ。
私が綿入れから顔を出している。。。
それは妹だったのかもしれない。
 
 
彦ちゃんはいつもニコニコして、断片的な言葉を発したけれど、文章にはなっていない。
でも、意思の疎通は出来た。
 
私にはお地蔵さんのように心地よい人だった。
Img_6734
 
30年後の夏祭りの境内で彼を見かけた。
彼が私に笑顔を向けたのは母と一緒にいたからで、私を覚えていたのではないだろう。

Img_6778

坊主頭が白髪になっていたが印象は変わらず、穏やかで、涙が出るほど懐かしかった。
なぜだか分からないが、私は胸が詰まってしまい言葉でそれを表現できなかった。
そっとおこずかいを渡した。
彼はもっとニコニコして喜んだ。
私はせつなさで胸が一杯になった。
それは幼児期への<郷愁>だったのか、安心な彼の背中の匂いが意識の下にあったのか。。
彼が過ごしてきた人生は穏やかなものであったのだろうか。。
辛い事は無かっただろうか。。
人にバカにされなかっただろうか。。
家族は親切にしてくれているのか。。
泣いた事はあったのだろうか。。
 
ニコニコと和顔施を地で行く、お地蔵さんのような人。
 

エンジェル

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